2017年2月25日土曜日
0223 ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」
舞台を近未来に移し、登場人物はスマホを持っていたりする。荒廃した世界観で、キャピュレット家の荒廃ぶりが強調して描かれる。ジュリエットの両親の関係が破たんしていて、母親はティボルトと不倫関係にあったり、当のティボルトは従妹のジュリエットに片思いしていたり、パリス伯との結婚を進めながら、母親がジュリエットに本当の父親は別の人だとほのめかしたり。ティボルトはソロも多く、1幕ではロミオより目立っていたほど。なのにそういった伏線が後半に生きてなかったような気がする。
古川雄大のロミオに木下春香のジュリエット。歌は悪くなかったと思うが、演出のせいか、2人が恋に落ちる運命性が感じられなかったので、その後の展開がしっくりこない。
2人の結婚式がスマホの写真で拡散され、皆に知れ渡っても両家の争いはやまず。2人が死んだのを見て初めて争いを悔いるという展開も、愛がすべてに勝というテーマを薄めているようで疑問。
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