2017年2月18日土曜日

0217 南船北馬「赤い靴はいて」

アラフォー女性5人の会話劇。奔放な母の介護をめぐる姉妹の確執、登校拒否の娘と義母の介護に追われる中学教師に鋭い言葉を投げる独身の同僚、先行きに不安を抱えながら猫に愛情を注ぐ派遣社員、それぞれに問題をかかえ、相手に不満を抱いている。セリフの一つ一つが実感をもって感じられる一方、痛くて苦しい。個性的な5人の女優たちが存在感を放ち、引き込まれた。国語教師役の高橋映美子の声や話ぶりが心地よかったのと、妹役の木下菜穂子のひんやりとした空気感が印象に残った。

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