2017年2月20日月曜日
2月19日 国立劇場開場50周年記念 文楽公演 第一部
「平家女護島」
六波羅の段
靖・錦糸。
二段目の切だそうで、35分ほどを語り切った。
あづまやが若すぎたり、教経と越中次郎兵衛の語り分けが甘かったりといろいろ感じるところはあったが、大健闘と言っていいのでは。
女のクドキあり、立ち回りありの盛りだくさんで、見どころ、聞かせどころが満載だった。
鬼界が島の段
英・清介。
声もよく通っていて悪くない出来だったが、緩急が乏しかったのか盛り上がりに欠けたように思う。場面としては千鳥のクドキとかいろいろ見どころがあるのに。
物語としては、未練がましい歌舞伎よりも文楽のほうが好み。俊寛の物語に特化している歌舞伎より千鳥がクローズアップされてるのもいい。
船路の道行きより敷名の裏の段
咲甫の清盛、三輪の丹左衛門、有王丸の津国、千鳥の南都、法王の始にツレの咲寿、亘。三味線は藤蔵、喜一朗、清馗、燕二郎、清允。
華やかな三味線の演奏が盛り上げる。咲甫の清盛は敵役にしてはシュッとした男前。
人形は何と言っても簑助の千鳥のかわいらしさ。道行では簑紫郎に変っていたが、これもよかった。
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