2017年1月29日日曜日

0122 古今亭文菊独演会

前座は柳家小多け「手紙無筆」。テンポも間もまだまだで完成度は低いのだが、所々クスクス笑いが起きていた。とぼけたセリフがおかしいのか。 文菊は「初天神」と「うどんや」。季節らしい2席。 「初天神」はマクラで子役の話から始まって、こまっしゃくれた子どもへと自然な流れ。金坊がうっとおしいの一歩手前の可愛さ。おとっつあんはその辺にいそうなリアル感。お腹ん中へ落っこちたで落とさず、団子屋の蜜壷につけるまで。おとっつぁんが飴を取った指輪を舐ったり、団子の蜜を啜ったりするのをたっぷり見せた。 「うどんや」落ちを聞くまでなんの話か分からず、落ちて「かぜうどん」かと思ったら、江戸落語では名前が違うのね。酔っ払いとのやり取りがくど過ぎず、引き込まれた。

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