「万才」
太夫の田中碩人が、並んだ咲寿や亘に引けをとらない堂々とした語りぶり。
人形は吉田陸夫がキビキビとしたいい動き。東寛二は足がそろわなかったり、向きがずれてしまったりとちょっと見劣りする。上を見るくせがあるらしく、主遣いとの距離が離れすぎているせいではないか。
素浄瑠璃「一谷嫩軍記」熊谷桜の段
堂々とした風情はいいが、言葉の頭のアタックが強すぎるきらいが。変な癖がつかないといいのだが。
「本朝二十四孝」
吉田が白須賀六郎、東が原小文治の主遣いだったのだが、出番が短すぎてあまり印象に残らなかった。
0 件のコメント:
コメントを投稿