2016年12月26日月曜日

1225 十二月大歌舞伎 夜の部

「二人椀久」 勘九郎の椀久に玉三郎の松山。玉三郎が幽玄の美しさ。 「京鹿子五人道成寺」  玉三郎と勘九郎、七之助、梅枝、児太郎の若手4人の共演が目に艶やか。所化も総勢20人で、花道の出では端から端まで埋め尽くすほど。  まず花道から登場するのは七之助。可憐な娘の風情に時折鐘のほうを見つめ、秘めた思いをうかがわせる。すっぽんから勘九郎が現れ、2人で踊る。勘九郎は娘らしい美しさには欠けるが、所作で魅せる。 勘九郎がすっぽんから引っ込み、七之助1人が舞台中央でひと舞。玉三郎に交代すると、やはり格の違い。 その後、5人での踊りは華やかどこを見ればいいのか迷う。前の方の席にしたのだが、2階席あたりから引いてみるほうが正解だったかも。それにしても、玉三郎の美しいこと。さすがに年上には見えるのだが、せいぜいお姉さんといったところ。親子ほども年の離れた若手と並んで驚異的だ。 児太郎、梅枝それぞれにもソロの場面があり、最後は鐘の上から玉三郎、勘九郎、七之助、梅枝、児太郎と並んでの幕切れ。

0 件のコメント: