2016年12月10日土曜日
1210 繻子の靴 四日間のスペイン芝居
30分の休憩を3回挟んで、1日約2時間の芝居を4日ぶっ続けで上演。文楽や歌舞伎のような観劇体験だった。
膨大なセリフ劇で半ば朗読劇のよう。衣装は着けているが、大道具はほとんどなく、3階状の舞台に映像を映して場面転換するのだが、星空や草原が動くのが船酔いのようで気持ち悪い。
ヒロイン、プルエーズの剣幸が圧巻で、1~3日は内容はよくわからないのだけれどセリフに聴いているのが心地よく、長さを全く感じさせなかった。ペラージュほかの阿部一徳も上手かった。壮大なすれ違い恋愛劇なのだが、共感はほとんどできず。でもなんだか引き込まれた。
一方、剣の出ない4日目はしんどかった。造形芸大の舞台芸術学科の卒業生が主要キャストで出ていたのだが、長い場面を引っ張るには力不足。何人か、狂言風の発生をしているなと思ったら、大蔵流の狂言師らしい。茂山七五三、宗彦、逸平が出てくる綱引きのシーンもなんだか退屈だった。
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