ヒトラーをモデルにしたというシカゴのギャングがのし上がっていく様を描く。猿のやうな身振りで落ち着きがなく、大物のようには見えないウイが、側近たちの力で次第に支配力を強めていく不気味さ。利用したつもりで飲み込まれていくカルテルのメンバー、気づいたらペストに侵されたいた人々。どこで止められたのか、答えは見出せなかった。
登場人物が多く、関係が複雑なので、背後の壁に役名を出すのは理解の助けになった。が、膨大なセリフを聞き漏らすまいとしすぎて、全体の流れを見失ってしまったかも。もっと構えずに見る方が、カギとなるセリフが耳に残ったのかも。
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