2016年10月7日金曜日

1001 文楽巡業公演 昼の部「妹背山婦女庭訓」

巡業初日の河内長野ラブリーホールで。 「杉酒屋の段」 呂勢&清介。 期待値が高すぎたせいか、ひと味足りないような。語りが単調というか、語り分け(人物だけでなく場面も)がはっきりしない気がした。 「道行恋苧環」 呂勢・文字久・芳穂&清治・清志郎・寛太郎・清公。 よくかかる段なので目新しさもないのだが、清治のソロでハッと目が覚めた気分。 「姫戻りの段」 芳穂&清志郎。 声がよく、語り分けがくっきりして良かった。 「金殿の段」 英&団七・団吾 語りに力がないというか、盛り上がり切らない。声が三味線や鳴り物、足音などに負けて言葉がききとりづらいので、物語にはいりきれない。 勘十郎のお三輪は少女らしくなく大人びた印象。

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