2016年5月3日火曜日
0503 宝塚宙組「ヴァンパイアサクセション」
現代を生きる吸血鬼の話なのだが、吸血鬼というより不老不死の苦悩なのか。本気で人を愛し、愛されれば人間になれるという設定がご都合主義的だし、700年も生きてきて初めて恋に落ちる相手にしては、女子大生のルーシーには魅力がないというか、それだけのエピソードが描かれていなかったように思う。
真風涼帆のちょっと苦みのある二枚目ぶりは堪能できたが、二枚目がちょっと外したことをやるだけで笑えると思うのは大間違いだ。コメディタッチという割にちっとも可笑しくない。冒頭、南北戦争や第二次世界大戦の写真に同じ人物が映っているといって、変な合成写真が映し出されたときの笑いは面白いからではなくて失笑だ。
テーマ曲のデュエットは、特別歌が上手いわけではなかったが、声の相性がよいのか悪くなかった。
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