初の紅テント体験は季節外れの寒波で寒かった。
サラリーマンのアキヨシは日暮里の安アパートで暮らすいちよとプラトニックな恋愛関係にある。いちよの夫もアキヨシの金を当てにして公認している関係。
一線を踏み越えるのかの危うさや、生と死、プラトニックと肉欲が混然として不思議な感覚に襲われる。アキヨシの姉もろはといちよ(1人2役)で、どちらがどちらかもあやふやになってくる。本水を使う演出もあり、休憩をはさんで2時間あまりの芝居は長いと感じなかった。
最後、舞台の後ろの壁が開き、去ってゆくいちよ。木の陰で見えなくなるまで歩いていく姿から目が離せなかった。
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