2024年1月3日水曜日

1月3日 初春文楽公演 第2部

「伽羅先代萩」 

竹の間の段は芳穂・錦糸。
語りが落ち着いてきた。重厚感が出てきたというか。

御殿の段っは千歳・富助。
品位があっていいのだが、泣けるまではいかないのはなぜだろう。鶴喜代は悪くないが、千松があまり可愛くない気がする。

政岡忠義の段は呂勢・清治。
政岡の慟哭が泣かせる。

床下の段は小住・燕二郎。
病気救援の団吾に代わった燕二郎が大健闘。キッパリとした音が緊迫感のある場面を盛り上げる。小住の語りもいい。最後は勘解由の高笑いをしたまま盆が回って退場。 

人形は和生の政岡が磐石。玉志の八汐は背骨が傾いている感じで、仇としての風格が足りない気がする。 
床下のネズミは着ぐるみで、正体の勘解由よりも大きいのはいかに。

18日に再見。千歳は調子が悪いのか、御殿の段は呂勢・清治で聞きたかった。床下は亘・団吾。

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