ミュージカルという宣伝をみた気がするが、物語性は薄く、歌や踊りで構成するショー。衣装は全てゴルチエだし、かつてのクラブシーンを思わせるような派手なセットや、映像を交えた華やかなエンターテインメントショーだった。幼少期のゴルチエがテディベアのナナにコーンブラをつけたり(ゴーンブラはマドンナのものではないのだそう!)、生涯のパートナーであるフランソワとの恋愛やエイズによる別れを盛り込んだりと、ゴルチエの人生が垣間見えたのは興味深かった。映像で、カトリーヌ・ドヌーブが参加する豪華さ。
印象に残ったゴルチエのセリフで「ファッションは表面的なものと思われがちだが、自分を表現するために利用すべきもの」「ファッションは消費財ではない」 フリークを肯定的に表現して、ポジティブさに溢れる休憩を挟む約2時間半はあっという間だった。
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