米沢唯・速水渉悟ペア。
ロールデビューの速水は1幕で王子の気品が足りず困惑した少年のよう見え、演技がいま一つと感じたが、踊りのテクニックは十分。特に、3幕のパドドゥではジャンプの大技も決まり、キレのいい回転に思わず声が出た。
米沢は2幕はあれ、と言う感じだったが、3幕の黒鳥は圧巻。挑発的な眼差しがよく、テクニックも存分に見せつけた。グランフェッテではトリプルを連発。騙されたことを知った王子を嘲笑する様が小気味いい。
クルティザンヌは池田理沙子と飯野萌子。飯野は眼差しで王子を誘惑しているのがよかった。
オケがイマイチで、一部が走っているようなチグハグな感じ。そのせいか、踊りとも一体感が感じられなかったのは残念な限り。富田の指揮は躍動感があるのだが、今日はそれが悪い方向に晴れてしまったのか。3幕のファンファーレでトランペットが音を外してたし…。
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