2021年5月5日水曜日

5月3日、4日 エリザベート TAKARAZUKA25周年 スペシャルガラコンサート  アニバーサリースペシャルver

 望海風斗のトートが聴きたくて、3日を視聴したのだが、通信環境がわるくて後半が満足に聞けなかったので4日にリベンジ。

望海のトートは、間違いのない歌唱力。役の表現も緻密で、こういうトートが観たかったし、聞きたかった。歌声が会場に広がって場を制圧する感じが黄泉の帝王を体現した。惜しむらくは、対するエリザベートの歌唱力が追い付いていなかったことと、金管が大事なところで調子はずれだったオケ。残念。

エリザベートはact1が夢咲ねね、2が明日海りお。夢咲は少女時代は悪くないと思ったが、大人になってからも子供っぽさが残るというか、皇后らしさにかける感じ。歌唱も高音域が不安定で、1幕終盤のソロの最後の「私に~」はえいやっと発生している風でハラハラ。明日海は女性にはなっていたけれど、エリザベートの苦悩を裏付ける弱さや繊細さのようなものがなく、死に救いを求めなくてもやっていけそう。歌もずっと裏声だったせいか、感情の起伏が感じられなかった。

ルキーニの宇月颯はキャラクター造形がくっきり。フランツの鳳真由は誠実な人柄はいいが、歌唱に難あり。ルドルフは3日の澄輝さやとのほうが4日の七海ひろきより好み。やはり本役での経験があるほうが役作りがしっかりしてるし、澄輝の少し繊細そうなところがルドルフらしいと思った。

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