2019年2月14日木曜日

0211 木下歌舞伎「糸井版 摂州合邦辻」

冒頭、暗転から合邦が玉手を刺し殺す場面で始まり、時間軸が行きつ戻りつする展開。玉手と合邦の幼少期の親子関係や、俊徳丸と次郎丸、朝霞姫の関係などが描かれる。歌が多用されているのだが、俊徳丸役の田川隼嗣の歌唱力が微妙で(音はギリギリ外れてはいないのだが、上手くはない)のが辛い。 玉手と朝霞姫の取っ組合いのところで、ヴァイオリン、トランペットの演奏で義太夫のような語りが入るのだが、本物の義太夫節のほうがいいと思ってしまった。

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