2016年11月20日日曜日
1120 深川秀夫版「白鳥の湖」
ロームシアターのオープニング事業で、京都ゆかりのダンサーが集まった。全体的にレベルが高く、満足度は高い。よかったのは1、3幕で、肝心の白鳥の踊りは私の好みではなかったけれど。
オデットとオディールを別のダンサーにして、冒頭のオデットが白鳥の姿に変えられるところから魅せるのは分かりやすくていい。オデットと王子の出会いなど、心情の変化が分かりやすく表現されていた。
目を惹かれたのが、1幕のパ・ド・サンクの吉田旭。きりっとした踊りが際立っていた。3幕のスペインの踊りもよかった。
王子の青木崇は1、2幕はパッとしなかったが、3幕では高いジャンプや姿勢の美しさに引き付けられた
オディールの矢部希実加は3幕のフェッテが圧巻。トリプルも何回か混ざっていたのでは。
一方、オデットの井澤照予は硬い印象。手足が細くて骨っぽいのと、しなりが少ないせいか。カーテンコールで見せた笑顔は素敵だったのに。
4幕で、オデットと王子が命を捨てるのはいいとして、残された白鳥たちがロットバルトとオディールを倒す展開が理解不能。だったら最初からすれよと思ってしまうのと、2人が死んでからじゃしょうがないでしょうと思う。
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