2016年7月31日日曜日
0730 大阪女優の会「あたしの話と裸足のあたし」
戦争にまつわる証言や書かれたものをオムニバス風につなぎ合わせた朗読劇。20人ほどの女優(男優1人)が代わる代わる演じる。赤い毛糸を年配者から若者につなぐことで、大切なのは記憶を言葉で伝えることというメッセージが明確。おでこをくっつけてもコピーロボットのように記憶は伝わらないから。
始終、戦争について考えるきっかけにはなるが、空襲を受けた市民の悲惨さを知るだけでは、未来の戦争を防ぐことにはならない。悲惨なのは負ける戦争で、勝てばいいという考えにもなりうる。「戦うのはいけない」という母親に、「それでは攻められたときに守れない」と反論する息子の言い分はもっともで、反戦を叫ぶ女性たちは往々にして前者でストップしてしまいがち。
最後のあたり、1904年の日清戦争からの戦争や内戦を次々とあげていくいくのだが、朝鮮戦争やベトナム戦争が入っていなかったような。何か意図があるのだろうか。
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