2016年7月31日日曜日

0730 宝塚雪組「ローマの休日」

グレゴリー・ペックとオードリー・ヘップバーンの往年の名作を舞台化。これまで舞台にかけられていなかったのが不思議と思っていたが、観て納得。この作品は、ローマの観光地をめぐるところが一つの見せ場なので、舞台での再現は難しいのだ。映像をスクリーンに映すなど工夫はしていたが、いかんせんぼんやりした映像では魅力は伝わらない。 早霧せいなはコスプレの名手というか、いつもがらりと違うキャラクターを演じるのがすごい。ハリウッド的二枚目を好演。王女の咲妃みゆはちょっとおっちょこちょいな娘の可愛さはあるが、王室の高貴さに欠けるか。 全体としてよくまとまっていて飽きさせない舞台だが、それ以上ではない。

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