2016年7月16日土曜日

0715 豊澤雛文 女義太夫を楽しむ会

川崎の人形劇団ひとみ座の乙女文楽による「新口村」のさわり。一人遣いの人形は初めて観るが、人と一体で動くのが興味深い。人形遣いに結び付けた支柱で人形を支え、両手、両足を人形の手足にして動かす。人形の首と人形遣いの頭を糸で結び、顔を動かすと首も動く仕組み。首は文楽のものと同じように胴串がついていたが、一人遣い専用のものというわけではないようだ。 トークをはさんで素浄瑠璃で「御所桜堀川夜討 弁慶上使の段」。竹本雛子の語りに雛文の三味線。女流の義太夫は初めて聞いたが、雛子の声がだみ声かかっているせいかあまり男との違いは感じなかった。しいて言えばやや音が繊細というか、上品かなあ。

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