2016年7月30日土曜日

0729 劇団鹿殺し「名なしの侍」

生バンドにブラスバンドの演奏に乗った殺陣は迫力がある。織田信長や秀吉、家康など実在の武将の名を交えつつ、描くのは農民から下剋上でのし上がろうという名もなき足軽たち。菜月チョビらのうまくもない歌謡曲風の歌は相変わらずで、歌詞で物語を進めているようにも、世界観を現しているようにも感じられず、退屈で意識が遠くなった。よく作りこんでいるのだが、やりたいことをなんでも詰め込んだごちゃまぜのごった煮のようで、統一感がなく、メッセージがあるのだろうか。

0 件のコメント: