2016年1月9日土曜日

0107 初春文楽公演 第2部

「国姓爺合戦」の通し。疲れていたせいか、期待したほど面白くなかった。 小住大夫、御簾内でも声が前に出ている。 紅流しより獅子ケ城の段は文字久大夫と藤蔵。最近聞いたなかではよかった。楷書の時代物はあっているからだろうか。 後日再見。 芦辺の段は始大夫と團吾。大きな体で力強い語り。 平戸浜伝いより唐土船の段。柳可君がいいなあと思ったら、簑紫郎だった。 千里ケ竹虎狩の段の奥は三輪大夫と喜一郎。ツレ三味線に龍爾。この段に限らないのだが、ツレの三味線さんが終わったあと、前を向いたままさっと三味線を渡して引っ込むのが格好良くてほれぼれ。虎の着ぐるみが大活躍。かわいい。 楼門の段は咲甫大夫と清介。咲甫大夫は器用だなあと。 甘輝館の段を千歳大夫と富助。三味線の皮を破かんばかりの力強いタッチにびっくり。千歳大夫は相変わらずの熱演だが、今一つ心に響かないのはなぜだろう。 三味線のメリヤス隊が迫力。

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