2016年1月31日日曜日

0128 劇団鹿殺し「キルミーアゲイン」

ダム建設で村が沈められるのを阻止しようと、東京に出ていた劇作家が帰郷する。古い地元劇場で芝居を開き、村民に訴えかけようという。 スランプ中の劇作家(大東駿介)がうまく、冒頭から引き込まれる。高校時代の回想と現代を行ったり来たりし、劇中、高校時代のブラスバンド部による生演奏や唐突に歌(菜月チョビ)が始まったりとごちゃまぜなのだが、不思議と受け入れてしまうのは完成度が高いからか。歌は決して上手くないのに、一昔前の歌謡曲を彷彿とさせるキャッチ―なメロディーが耳になじむ。 後半、女装した男優陣によるおニャン子クラブのパロディーあたりからは、それまでの緊張感が緩んでダレた印象。

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