2幕、中村祥子のオデットが現れるだけで空気が変わる。圧巻。腕の動きが表現豊かで、悲愴さが際立つ。気品と繊細さ、空気を纏ったような柔らな動き。これまでオデットはあまり好きではなかったのに、すごくよかった。意外にもオディールよりも。
白鳥の衣装がチュチュなのはオデットだけで、他は羽を束ねたような、やや長めのスカートなのは、オデットを際立せるためか。群舞がジゼルみたいだった。
オディールの曲がいつもとちょっと違ってちょっと肩すかしだったせいか、3幕は期待したほどでなく。後方の席の人が終始鼻をすすり続けていたので集中できなかったせいもある。他の人は気にならないの?咳は止めることができないけど、鼻をすするのは意識的なのだから余計に気になる。誰だか特定できたらティッシュをあげたのだが。
4幕で一部の白鳥の衣装が薄いブラウンになったのはどういう意図か。
最後は湖に飛び込んで自害し、オデットが人に戻ってめでたし、という私の嫌いなパターン。
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