2015年10月19日月曜日
9月26日 文楽地方公演 昼の部
津駒大夫が休演で、代役が呂勢大夫といううれしいサプライズ。たっぷり聞けて、河内長野まで遠征した甲斐があった。
咲寿大夫の解説でスタート。団子売の歌詞に色っぽい意味が隠されているとか、笑いをとりつつ。
「団子売」
お臼の呂勢大夫に杵造の咲甫大夫、希大夫。三味線は清治、清四郎、清公、燕二郎。
美声の大夫3人に4台の三味線が華やか。
「心中天網島」
天満屋紙屋内の段
口は松香大夫と團吾、奥が呂勢大夫と清介。
急きょ代役の呂勢大夫は床本に挟んだ手書きの台本のようなものを見ながらの語り。
声の張りがなかったり、途中ちょっと早口になるようなところもあったりで、探り探り語っている感じ。
後で知ったが、当日の朝、急に代役が決まったとかで、ほぼぶっつけ本番だったのかと思えば凄いことだ。
小春を思って治兵衛に身請けするよう話すおさん。身請けしたあとは「子どもの乳母か飯炊きか」とかって、あんまり理不尽なのでできた女房なのか怖いのかよくわかんないけど、呂勢大夫が語るのを聞いていると、切なくて涙ぐみそう。
大和屋の段
切は咲大夫と燕三。
さすがの安定感。
道行名残りの橋づくし
呂勢大夫の小春に芳穂大夫の治兵衛、咲寿大夫、三味線は宗助、清馗、寛太郎。
紙屋内の段とはうって変わって張りのある美声が響く。
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