2015年10月20日火曜日

にっぽん文楽in難波宮

正直、いろいろ残念な公演だった。場所も悪かったのだろう。太夫三味線の音が拡散してしまうようで、客先に届く音が貧弱。本来の豊かな音は影もない。阪神高速の側で騒音がひどく、しかもNHKの建物の壁に反響してしまうので、やむなくマイクを使ったと言っていた。マイクのせいなのか、生音でもそもそも屋外では音が拡散してしまうのかわからないけど。文楽は人形を見るものと思っているひとならいいのかしら。
これを見て、文楽っていいな、また来たいな、と思う人がいるのだろうか。

食べたり飲んだりしながらというのも、客席が明らかに集中していないなか、演者たちはどんな気持ちなのか。子供連れが何組かあって、喋ったり泣いたり。夏休みの公演ではそれほど気にならなかったのに。手を抜いていたのではないのだろうが、観る側の態度が悪いと、雑に見えてしまう。

野外で、日差しが強く、暑いのと、日焼けが心配なのも困った。

ツボったのは清丈の自虐ネタ。三味線の地味さやプライベートの非リア充ぶりで笑いを取っていた。いつも思うのだが、三味線さんは喋りが上手い。

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