「博打十王」
バカバカしくも、楽しい舞踊劇。
「新口村」
愛之助の忠兵衛に壱太郎の梅川。美しい…。壱太郎はこういう役の方がはまってると思う。
孫右衛門の橘三郎とのやり取りが泣かせる。
「屋敷娘」
壱太郎、米吉、梅丸の若手3人による、華やかな舞踊。綺麗どころが揃って、目に楽しい。初日だったので、米吉の引き抜きがもたついて、蹴つまづくハプニングもあったけど、大過なく。
「石橋」
歌昇、種之助、隼人による獅子の精。前段がなく、いきなり獅子になっていたのもよい。
この中では歌昇がお兄さんなので、終始リードしていたのだけど、羽目板を踏む時など力強く、さすが若さ…と感じた。毛振りなども、技巧よりも勢いで。でも正月に観るには相応しい舞台。
2014年1月7日火曜日
1月2日 新春浅草歌舞伎 第1部
「義賢最期」
愛之助の義賢はもう4回目だとかで、すっかり当たり役の風情。以前観たときは、立ち回りにばかり目が行っていたのだけれど、宵待姫を逃がそうとする親心や、葵御前に源氏復興を託す気持ち、生まれてくる我が子を一目見たいという思いなど、心情描写がよく伝わってきた。戸板倒しは一瞬板の具合が不安定なようでヒヤヒヤしたけど、何事もなく、仏倒れも圧巻。正月から歌舞伎らしい舞台を堪能した。
折平実は行綱は亀鶴で、愛之助との息があっていて、立ち回りなど見応え十分。
宵待姫の梅丸が、可憐でかわいい。大きな役にちょっと硬くなっていたようだけど、きっとだんだん良くなって行くでしょう。
葵御前は吉弥。最近老け役が多かったせいか、落ち着きすぎか。せっかくの美しさが発揮されていないように感じて、残念。
小万の壱太郎も、眉毛のない役はあまり似合わないような。
九郎助の橘三郎はきっちり演じているのだけど、愛之助と並ぶと、「夏祭」ではあんなに嫌なじじいっぷりだったのに…と、前回との違いに戸惑う。
子役の男の子(たぶん、菊地慶くん)が可愛らしく好演。花道のところで、討手が来るのを見張ったり、九郎助の背中で立ち回りしたり、懸命な感じがよかった。
「上州土産百両首」
オー・ヘンリーの短編を翻案したという人情話。
猿之助演じる主人公の正太郎の幼馴染、牙次郎を巳之助。ちょっと足りない役を意外に好演していた。もどかしい話し方なのだが、嫌味になる一歩手前で踏みとどまっていたように思う。これ見よがしに阿呆を演じると、うんざりさせられることもあるけど。
スリの親分、与一の男女蔵は格好いい親分肌。弟分で、最後まで正太郎の邪魔をする三次を演じた亀鶴がホント、嫌な奴で。殺されて当然な気にさせられるほどの好演。
梅丸が正太郎が勤める料亭の娘、おそで役で、可愛らしい。夜遅くなったから泊まっていって、とか、積極的で。
愛之助の義賢はもう4回目だとかで、すっかり当たり役の風情。以前観たときは、立ち回りにばかり目が行っていたのだけれど、宵待姫を逃がそうとする親心や、葵御前に源氏復興を託す気持ち、生まれてくる我が子を一目見たいという思いなど、心情描写がよく伝わってきた。戸板倒しは一瞬板の具合が不安定なようでヒヤヒヤしたけど、何事もなく、仏倒れも圧巻。正月から歌舞伎らしい舞台を堪能した。
折平実は行綱は亀鶴で、愛之助との息があっていて、立ち回りなど見応え十分。
宵待姫の梅丸が、可憐でかわいい。大きな役にちょっと硬くなっていたようだけど、きっとだんだん良くなって行くでしょう。
葵御前は吉弥。最近老け役が多かったせいか、落ち着きすぎか。せっかくの美しさが発揮されていないように感じて、残念。
小万の壱太郎も、眉毛のない役はあまり似合わないような。
九郎助の橘三郎はきっちり演じているのだけど、愛之助と並ぶと、「夏祭」ではあんなに嫌なじじいっぷりだったのに…と、前回との違いに戸惑う。
子役の男の子(たぶん、菊地慶くん)が可愛らしく好演。花道のところで、討手が来るのを見張ったり、九郎助の背中で立ち回りしたり、懸命な感じがよかった。
「上州土産百両首」
オー・ヘンリーの短編を翻案したという人情話。
猿之助演じる主人公の正太郎の幼馴染、牙次郎を巳之助。ちょっと足りない役を意外に好演していた。もどかしい話し方なのだが、嫌味になる一歩手前で踏みとどまっていたように思う。これ見よがしに阿呆を演じると、うんざりさせられることもあるけど。
スリの親分、与一の男女蔵は格好いい親分肌。弟分で、最後まで正太郎の邪魔をする三次を演じた亀鶴がホント、嫌な奴で。殺されて当然な気にさせられるほどの好演。
梅丸が正太郎が勤める料亭の娘、おそで役で、可愛らしい。夜遅くなったから泊まっていって、とか、積極的で。
12月8日 吉例顔見世興行 昼の部
「厳島招檜扇」
日招ぎの清盛という副題が付いているように、平清盛の権勢を現した一幕。あまり上演されていないようだが、ストーリーというよりは豪華絢爛な衣装や舞台装置を楽しむものだろう。寿曽我対面みたいな。
清盛を我當。奉納の舞を披露する仏御前、実は九重姫を笑三郎、祇王を壱太郎。
厳島神社の完成を祝って平家一門が集まるなか、奉納の舞を披露する仏御前が突如、清盛に切りかかる、、という肝心のシーンで、なぜか仏御前ではなく祇王を目で追ってしまった私orz…。女二人は同じ目的でその場にいると思っていたので、舞台を降りて行く祇王はどこへ??と思ってしまったのだった。
「道行旅路の嫁入」
戸無瀬を時蔵、小浪を梅枝と、本当の親子による競演。美しい母娘。
「ぢいさんばあさん」
初めてではないはずなのだが、前回が誰だったのか思い出せない…。
伊織を中車、るんを扇雀。中車が小柄なので、るんが大きく見える。
新歌舞伎なので、中車でもあまり無理がない感じか。(逆にいうと、歌舞伎には見えなかったのだけど)
敵役の甚右衛門と右近が好演。ほんと、いやな奴だった(←褒め言葉)。
「二人椀久」
しっとりとした二枚目を愛之助が好演。実はあまり期待していなかったのだが、いい意味で期待を裏切られた。もともとは仁左衛門が演じるはずだった役で、役者不足でも仕方ないのだが、なかなかどうして、色っぽかった。こういう、柔らかい艶は、ある程度年齢を重ねないと出せないものだと思うのだが、いやあ、よかった。恋人の松山太夫を孝太郎。
「義経千本桜」
もう何回目でしょうか。もはや猿之助の襲名披露と言えばこれ、といった風情だ。
特に新しい発見もなかったのだけれど、亀井六郎の松緑と駿河次郎の愛之助が並んで舞台に立つと、同世代が猿之助の襲名を応援しているようでぐっときた。
日招ぎの清盛という副題が付いているように、平清盛の権勢を現した一幕。あまり上演されていないようだが、ストーリーというよりは豪華絢爛な衣装や舞台装置を楽しむものだろう。寿曽我対面みたいな。
清盛を我當。奉納の舞を披露する仏御前、実は九重姫を笑三郎、祇王を壱太郎。
厳島神社の完成を祝って平家一門が集まるなか、奉納の舞を披露する仏御前が突如、清盛に切りかかる、、という肝心のシーンで、なぜか仏御前ではなく祇王を目で追ってしまった私orz…。女二人は同じ目的でその場にいると思っていたので、舞台を降りて行く祇王はどこへ??と思ってしまったのだった。
「道行旅路の嫁入」
戸無瀬を時蔵、小浪を梅枝と、本当の親子による競演。美しい母娘。
「ぢいさんばあさん」
初めてではないはずなのだが、前回が誰だったのか思い出せない…。
伊織を中車、るんを扇雀。中車が小柄なので、るんが大きく見える。
新歌舞伎なので、中車でもあまり無理がない感じか。(逆にいうと、歌舞伎には見えなかったのだけど)
敵役の甚右衛門と右近が好演。ほんと、いやな奴だった(←褒め言葉)。
「二人椀久」
しっとりとした二枚目を愛之助が好演。実はあまり期待していなかったのだが、いい意味で期待を裏切られた。もともとは仁左衛門が演じるはずだった役で、役者不足でも仕方ないのだが、なかなかどうして、色っぽかった。こういう、柔らかい艶は、ある程度年齢を重ねないと出せないものだと思うのだが、いやあ、よかった。恋人の松山太夫を孝太郎。
「義経千本桜」
もう何回目でしょうか。もはや猿之助の襲名披露と言えばこれ、といった風情だ。
特に新しい発見もなかったのだけれど、亀井六郎の松緑と駿河次郎の愛之助が並んで舞台に立つと、同世代が猿之助の襲名を応援しているようでぐっときた。
2013年11月12日火曜日
11月10日 11月文楽公演「伊賀越え道中双六」第2部
昼の部より客席は空いていたけれど、見応えがある場が多く、1部より面白かった。なんで観に来ないかな〜。
「藤川新関の段」
助平の三輪太夫、志津馬の始大夫、お袖の咲甫太夫と、3人の掛け合い。人形の動きがコミカルで面白い。
「竹藪の段」
「岡崎の段」
仇討のため、生まれたばかりの息子を切殺してしまう政右衛門。幼子を抱えて、雪の中を追いかけてくるお谷もよく解らんが、この理不尽なストーリーで泣かせるのは語りの力だなあ。
中の芳穂太夫、次の呂勢大夫と続き、切の嶋太夫が聴かせる。時折、見台に突っ伏すようにして語っていたので、体調が悪いのかと心配になった。単に熱演してただけならいいのだけれど。
切の千歳太夫もよかった。
「伏見北国屋の段」
仇討の関係者が宿で隣り合わせるなんて、というのはさておき、たがいに様子を探りあう心理戦が面白い。
「伊賀上野仇討の段」
見事仇討達成、カタルシス。立ち回りが迫力あって、見ごたえあり。
「藤川新関の段」
助平の三輪太夫、志津馬の始大夫、お袖の咲甫太夫と、3人の掛け合い。人形の動きがコミカルで面白い。
「竹藪の段」
「岡崎の段」
仇討のため、生まれたばかりの息子を切殺してしまう政右衛門。幼子を抱えて、雪の中を追いかけてくるお谷もよく解らんが、この理不尽なストーリーで泣かせるのは語りの力だなあ。
中の芳穂太夫、次の呂勢大夫と続き、切の嶋太夫が聴かせる。時折、見台に突っ伏すようにして語っていたので、体調が悪いのかと心配になった。単に熱演してただけならいいのだけれど。
切の千歳太夫もよかった。
「伏見北国屋の段」
仇討の関係者が宿で隣り合わせるなんて、というのはさておき、たがいに様子を探りあう心理戦が面白い。
「伊賀上野仇討の段」
見事仇討達成、カタルシス。立ち回りが迫力あって、見ごたえあり。
2013年11月11日月曜日
11月9日 11月文楽公演「伊賀越道中双六」第1部
歌舞伎では「沼津」しか見たことがなかったので、今回通しで観て、初めて仇討ちの次第が分かった。いやはや、こんなに壮大な物語とは。
「鶴ヶ岡の段」
敵討ちの原因を作る場面だけど、一言で言って、志津馬、脇甘すぎ。酒に弱いと注意されていながら、なんで酔っ払うよ。主君をお迎えする大事なところに瀬川がやって来る理由もよく分からん。
義太夫は御簾の奥で、人形使いも皆、顔を隠しての演出。仮名手本忠臣蔵の序幕みたいな感じ?
「和田行家屋敷の段」
正宗を狙う股五郎のたくらみを見事見抜いた行家だが、手紙を読んだ隙にあっさり殺されちゃう脇の甘さ。不思議だ。寝返って行家殺害に協力した、和田家の奴実内があっさり殺されちゃうのもよく解らん。
奥を語った松香大夫がよかった。
「円覚寺の段」
股五郎母、鳴海を人質に、刀と引き換えに股五郎の引き渡しを求める丹右衛門。実は鳴海と図っていて、鳴海は自害、刀は偽物とすり替えている。正々堂々としているのか、卑怯なのか。
帰り道、城五郎一味に股五郎を奪われ、瀕死の重傷を負う丹右衛門。駆けつけた志津馬も負傷し、この後の沼津に続く。
「唐木政右衛門屋敷の段」
志津馬の姉、お谷の夫、政右衛門は新しい妻をめとり、敵討に参加って、血縁関係にないと助太刀できないの?お谷はお腹のなかに子供までいるのに、かわいそうすぎ。
切が咲太夫。さすがの安定感。
「沼津里の段」「平作内の段」「千本松原の段」
沼津は、正直、歌舞伎のほうがいいかな。平作が荷を担ぐのに四苦八苦するところとか、十兵衛がお米に一目惚れしちゃうくだりとか、あっさり感じた。千本松原で平作が命をかけて股五郎の居所を聞き出すところ、前後のつながりが分かったのでようやく腑に落ちた気分。
平作内の段を語った呂勢大夫は、聴いていて心地よい。
切の住大夫、残念だけど、声に力がない。下手側の座席で出語床から遠かったから余計にそう感じたのかも。
「鶴ヶ岡の段」
敵討ちの原因を作る場面だけど、一言で言って、志津馬、脇甘すぎ。酒に弱いと注意されていながら、なんで酔っ払うよ。主君をお迎えする大事なところに瀬川がやって来る理由もよく分からん。
義太夫は御簾の奥で、人形使いも皆、顔を隠しての演出。仮名手本忠臣蔵の序幕みたいな感じ?
「和田行家屋敷の段」
正宗を狙う股五郎のたくらみを見事見抜いた行家だが、手紙を読んだ隙にあっさり殺されちゃう脇の甘さ。不思議だ。寝返って行家殺害に協力した、和田家の奴実内があっさり殺されちゃうのもよく解らん。
奥を語った松香大夫がよかった。
「円覚寺の段」
股五郎母、鳴海を人質に、刀と引き換えに股五郎の引き渡しを求める丹右衛門。実は鳴海と図っていて、鳴海は自害、刀は偽物とすり替えている。正々堂々としているのか、卑怯なのか。
帰り道、城五郎一味に股五郎を奪われ、瀕死の重傷を負う丹右衛門。駆けつけた志津馬も負傷し、この後の沼津に続く。
「唐木政右衛門屋敷の段」
志津馬の姉、お谷の夫、政右衛門は新しい妻をめとり、敵討に参加って、血縁関係にないと助太刀できないの?お谷はお腹のなかに子供までいるのに、かわいそうすぎ。
切が咲太夫。さすがの安定感。
「沼津里の段」「平作内の段」「千本松原の段」
沼津は、正直、歌舞伎のほうがいいかな。平作が荷を担ぐのに四苦八苦するところとか、十兵衛がお米に一目惚れしちゃうくだりとか、あっさり感じた。千本松原で平作が命をかけて股五郎の居所を聞き出すところ、前後のつながりが分かったのでようやく腑に落ちた気分。
平作内の段を語った呂勢大夫は、聴いていて心地よい。
切の住大夫、残念だけど、声に力がない。下手側の座席で出語床から遠かったから余計にそう感じたのかも。
2013年11月10日日曜日
10月19日 十月花形歌舞伎 昼の部
「大坂純情伝」
女殺油地獄とウエストサイドストーリーを足して二で割ったようなーーということだそうで。やんちゃな若者たち、大店のぼんぼんの天神組と下町の不良、雁金組がいがみ合っているという設定。与兵衛(愛之助)は天神組で、恋人、小菊(新悟)の兄、文三(薪車)が雁金組のリーダー格で…というのだが、チームの対立と与兵衛と小菊という恋人同士の関係がちょっと希薄だったかな。まあ、物語の本筋ではないから、あまり深堀りもできないのだろうけど。大人数での立ち回りが、ミュージカルの群舞のように振付けられていたのが面白かった。あと、花道を登場してくるシーンで、三味線でタンゴを演奏したり。(曲がだんご三兄弟だったのは、初演時の流行りか)
与兵衛が妹思いで、おかち(右近)が廓に売られないようにと金策に奔走したり、淫蕩な母、おさわ(吉弥)への屈折した思いが、お吉(壱太郎)に色目をつかってからかわれたのを引き金に、殺人にいたったりと、与兵衛の性格にいろいろ肉付けしているのだけど、そのせいでかえって、衝動殺人の不条理さがぼやけてしまい、殺しの場のゾッとするような怖さがなかったのが、残念。古典のがよかっただけに、期待していたので余計に。
歌舞伎は難しそう…と、尻込みしているひとには、とっつきやすくていいのかも。実際、リピーターも多いようだし。けど、最後の場、与兵衛が取り手に捕まえられる場面で戸板倒し。前に見た、別の浪花花形歌舞伎でも使っていたけど、軽々しくつかいすぎでは。
「三人連獅子」
父、母、子の3人連獅子。親子のほのぼのした情愛が描かれていて、いつもの連獅子とはまた違う風情。愛之助、壱太郎、吉太郎の息があっていてよろし。毛振りも隈取りでなく、素顔のままなので、引っ込んでから再登場までの時間が短いのもいい。
女殺油地獄とウエストサイドストーリーを足して二で割ったようなーーということだそうで。やんちゃな若者たち、大店のぼんぼんの天神組と下町の不良、雁金組がいがみ合っているという設定。与兵衛(愛之助)は天神組で、恋人、小菊(新悟)の兄、文三(薪車)が雁金組のリーダー格で…というのだが、チームの対立と与兵衛と小菊という恋人同士の関係がちょっと希薄だったかな。まあ、物語の本筋ではないから、あまり深堀りもできないのだろうけど。大人数での立ち回りが、ミュージカルの群舞のように振付けられていたのが面白かった。あと、花道を登場してくるシーンで、三味線でタンゴを演奏したり。(曲がだんご三兄弟だったのは、初演時の流行りか)
与兵衛が妹思いで、おかち(右近)が廓に売られないようにと金策に奔走したり、淫蕩な母、おさわ(吉弥)への屈折した思いが、お吉(壱太郎)に色目をつかってからかわれたのを引き金に、殺人にいたったりと、与兵衛の性格にいろいろ肉付けしているのだけど、そのせいでかえって、衝動殺人の不条理さがぼやけてしまい、殺しの場のゾッとするような怖さがなかったのが、残念。古典のがよかっただけに、期待していたので余計に。
歌舞伎は難しそう…と、尻込みしているひとには、とっつきやすくていいのかも。実際、リピーターも多いようだし。けど、最後の場、与兵衛が取り手に捕まえられる場面で戸板倒し。前に見た、別の浪花花形歌舞伎でも使っていたけど、軽々しくつかいすぎでは。
「三人連獅子」
父、母、子の3人連獅子。親子のほのぼのした情愛が描かれていて、いつもの連獅子とはまた違う風情。愛之助、壱太郎、吉太郎の息があっていてよろし。毛振りも隈取りでなく、素顔のままなので、引っ込んでから再登場までの時間が短いのもいい。
2013年10月28日月曜日
10月12日 十月花形歌舞伎 夜の部
「夏祭浪花鑑」
愛之助の団七がはまり役。裾をからげたときに、むっちりと太い太ももが安定感があっていいのだ。これで、ひょろっと細い脚だとちょっと興ざめ。お梶の壱太郎やお辰の吉弥、三婦の翫雀、磯之丞の薪車と上方の役者さんが沢山でているのもうれしい。あ、丁稚役の吉太郎もいい味だしてた。徳兵衛の亀鶴もよかったし、どの役もうまくはまっていた。
珍しく、お鯛茶屋の場からの上演だったので、徳兵衛と団七の関係がよくわかるし、徳兵衛の見せ場が多いのもよかった。亀鶴の二枚目って、あまり見たことなかったかも。団七と2人で並ぶ場面も多くて、格好よかった。
壱太郎のお梶は美しいのだが、ちょっと硬いか。愛之助と並ぶと、美男美女でお似合い。
お辰の吉弥、すごくはまり役で、ほれぼれするいい女っぷりだったのだが、何だかちょっと堪能できない。頬に焼き鏝を当てるところなど、たっぷりと演じているのだが、それを受ける三婦の翫雀の反応が早すぎる気がした。もうちょっと間をもってくれると、よかったような。「こちの人が好いたのは…」のくだりも、花道の途中で立ち止まって、席に半分背を向けているので、表情がちゃんと見えなくてもったいない。
愛之助の団七がはまり役。裾をからげたときに、むっちりと太い太ももが安定感があっていいのだ。これで、ひょろっと細い脚だとちょっと興ざめ。お梶の壱太郎やお辰の吉弥、三婦の翫雀、磯之丞の薪車と上方の役者さんが沢山でているのもうれしい。あ、丁稚役の吉太郎もいい味だしてた。徳兵衛の亀鶴もよかったし、どの役もうまくはまっていた。
珍しく、お鯛茶屋の場からの上演だったので、徳兵衛と団七の関係がよくわかるし、徳兵衛の見せ場が多いのもよかった。亀鶴の二枚目って、あまり見たことなかったかも。団七と2人で並ぶ場面も多くて、格好よかった。
壱太郎のお梶は美しいのだが、ちょっと硬いか。愛之助と並ぶと、美男美女でお似合い。
お辰の吉弥、すごくはまり役で、ほれぼれするいい女っぷりだったのだが、何だかちょっと堪能できない。頬に焼き鏝を当てるところなど、たっぷりと演じているのだが、それを受ける三婦の翫雀の反応が早すぎる気がした。もうちょっと間をもってくれると、よかったような。「こちの人が好いたのは…」のくだりも、花道の途中で立ち止まって、席に半分背を向けているので、表情がちゃんと見えなくてもったいない。
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