2026年6月7日日曜日
6月7日 六月大歌舞伎 昼の部
「金閣寺」
時蔵の雪姫が素晴らしい。役作りが的確で、三姫ではあるが、楚々とした風情の中に人妻らしい落ち着きがある。何より、義太夫に乗っての所作、決まり決まりの姿が美しい。
松永大膳の獅童、鬼藤太の種之助、此下藤吉の隼人、軍平の歌昇もそれぞれ適材適所な配役。慶寿院の錦之助は珍しい。
「戻駕色相肩」
萬寿の久吉、萬太郎の五右衛門、梅枝の禿。
祖父と叔父の共演をえて、梅枝が可愛らしいこと。
「子連れ狼」
冒頭のナレーションから、30人くらい切ったのではという大立ち回りなど、テレビドラマの舞台化といった感じ。暗転の舞台転換の時に流していたのは主題歌だろうか。子どもの声で「父ちゃんの仕事は刺客」という歌詞はなかなかインパクトああり。
拝一刀の獅童は、テレビのキャラクターそのもの。小柄な夏幹が大五郎をできるのも今のうちだろう。
堅物の勘九郎は典型的なゲスな敵役を好演。妾?の米吉も悪い女がいい。拝に敵討を依頼する七之助も哀れな女が良かった。
拝の仇、柳生一族に松也。一頻り敵討が終わったところで再登場するのだが、一瞬なんで?と思ってしまった。子連れ狼の主題ではあるのだろうが、1話限りの上演では蛇足では。
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