2026年6月7日日曜日
6月7日 六月大歌舞伎 夜の部 Bプロ
「盟三五大切」
松也の源五平衛、勘九郎の三五郎。役者の違いだけでなく、演出の違いも多く、別の芝居だった。
虐殺の場面は、首を落とされたり、衝立を掴んだ手を切り落とされたりと、歌舞伎らしい演出。2階から突き落とされたのもびっくりした。血飛沫はなく、本水もなく、雨音のなか破れ傘をさして花道を去る源五平衛は胸に抱いた小万の首を愛おしそうに見つめ、頬を寄せるのも美しい。
演出の違いは飯を小万に食べさせようとして、首の目と口が開くとびっくりして茶碗と箸を取り落とす(勘九郎は冷静)、小判の堤を開いて刻印を確かめたのちは後ろへ放る(勘九郎は封印切のようにバラバラとこぼす)など。
勘九郎の三五郎は、小舟に乗って小万といちゃつくところがR18だった。際どいセリフではだけた浴衣を直すのがなんとも言えない。江戸時代の観客のドキドキもこんな感じだったのかと思ったり。
全体的に殺しも含めて美を感じられたのは松也で、勘九郎は恐ろしさが優った。
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