2026年1月4日日曜日

1月4日 初春文楽公演第2部 

「新薄雪物語」 清水寺の段は津国の大膳、南都の団九郎、碩の国俊・左衛門、聖の国行・藤馬、小住の妻平に団七の三味線。 聖は老け役の国行を健闘。南都の小悪党もよき。 渋川使者は咲寿・団吾。 咲寿はまずまず。団吾は終始しかめつらで何かに似ていると思ったら、子泣き爺? 評議の段は芳穂・錦糸。 安定感のある床で物語を不測なく伝える。 園部兵衛屋敷の段は千歳・富助。 さすが切り語りの貫禄。これといった盛り上がりがなく、難しい場面だが聞かせるのがさすが。三人笑いでは、それぞれ違う笑いを聞かせ、語りわけの巧みさにうなった。拍手が起こったのも当然。 28年ぶりの上演だそうで、人形は和生のお梅の方、勘十郎の幸崎伊賀守、玉男の園部兵衛と人間国宝3人が揃う。三人笑いで3人が並ぶと見応え十分。玉佳の左衛門は二枚目なのだが、出て来るたびに玉佳自身の表情が役を代弁していてつい笑ってしまう。一輔の妻平は珍しい奴役だが、立ち回りを鮮やかに決めた。紋臣の薄雪姫が可憐。清十郎は幸崎の奥方だったのだが、首が小刻みに震えていたのが気になった。 床といい、人形といい、3部の中でダントツだと思うが、1部、3部との差が大きすぎるような…。 17日に再見。団七が譜面を見ていて、バチ捌きもミスタッチが目立ったのが気になった。

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