「奥州安達原」
朱雀堤の段は藤・清志郎。なんかあまり盛り上がらない場面だと思うなど。清志郎はじっと前を見つめ、気迫のこもった演奏。
敷妙使者の段は希・清丈。
矢の根の段は芳穂・錦糸。芳穂の語りに的確さというか、確らしさが増しているような。錦糸の導きか。
袖萩祭文は呂勢・清治。とても聞き応えがあったが、袖萩の夫が阿部貞任だと分かって傔仗が奥へ引っ込むところで切と交代。お君の「あんまりお前が寒かろうと思うて」の件が聞けなかったのは残念。なぜ? 清治は後半、じっと下を向いて弾いていて、タブレットを見てる?
貞任物語は錣・宗介。いきなりのクライマックスみたいな語りにもかかわらず、エモーショナルな語りで泣かせる。このコンビは安定感があるなあ。
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