2023年11月18日土曜日

11月18日 レイディマクベス

天海祐希とアダム・クーバーの共演に期待大だったが、やっぱり日本語のセリフには難あり。無口な設定だけど、途中、英語で独白するところは感情とセリフが一致してよく伝わった。(娘が日本語で大意を繰り返していたようだが、逐語訳というわけではなかったので、意図がよく分からなかった )
アダムは身体表現がよく、度重なる戦闘で疲弊していく様が痛々しい。天海のレイディと見つめ合って手を重ねあうダンスのような場面が美しい。
天海のレイディは凛とした、強い女性像が際立つ。こういう女性(というか天海)が惚れるのは、アダムでないとダメだったのかなと想像した。

レイディや娘の吉川愛、鈴木保奈美のマクダフ、レノックスの宮下今日子と女性の口から色々なことを語らせるのは、時代性の表現か。女性の生きづらさみたいなものを感じた。バンクォーは要潤。

レイディが貧困層の出身だったり、バンクォー王を殺すのではないなど、原作と違う設定が多く、シェイクスピアのマクベスの外伝と思ってみると少し戸惑う。時代設定も違うし。


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