2022年3月5日土曜日

3月5日 大槻文蔵裕一の会

「江口」
文蔵のシテ。静かでほとんど動きのない曲で、2時間近く。昼ごはんをたくさん頂いたあとには辛かった。舞もあまり動きがなく、正直、あまりピンとこなかった。
地頭に梅若実。椅子を使うのはもう定番だが、お疲れなのか、しばしば俯いていたのが気になった。

「縄綯」
萬斎の太郎冠者。主人の命へ気のない返事をしたり、変顔をしたりと、いつもより笑わせにかかっているように感じた。主に内藤進、何某に高野和憲。

「小鍛冶」
裕一のシテ。ワキは福王和幸、ワキツレに知登と美声が揃い、耳福。曲の違いなのか、地謡も迫力があるように聞こえた。裕一は謡いが明瞭で、キビキビした動きが好ましく、楽しく観られた。

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