2022年3月14日月曜日

3月13日 文楽巡業公演 夜の部

「曽根崎心中」

生玉を小住・清丈。柔らかな語りが場面に合う。お初の声にかわいさが出ればなおよかろう。

天満屋を織・燕三。叙情たっぷりの語りに、しっとりとした三味線。

天神森の段は睦、咲寿、碩に錦糸、錦吾、燕二郎。睦は声を出していない時に、顎を上げて天井を仰ぐ姿勢が散見され気になった。

人形は和生のお初が、上品で控えめな風情。徳兵衛は玉男。軒下に潜り込むところで左遣いが戸にぶつかったり、初の着物の裾に頭を入れてしまったりと、要領が悪かった。


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