2021年11月28日日曜日

11月28日 淡路人形座

 渋谷の伝承ホールで公演。1人空けの座席はほぼ埋まっていた。

「伊達娘恋緋鹿子」
人形浄瑠璃というとこれなのね。お七の振りがくさいというか、少しオーバーアクションぎみ。太夫の友富士は高い声だが、義太夫というより、大衆演劇の裏声のよう。
三味線の友弥は音が軽い。

「日高川嫉妬鱗」
文楽にはない、天田堤では、道行く人々に安珍の行方を尋ね、渡し場では、蛇ならぬ緑色の龍に姿を変える。清姫の髪がはじめからほつれていたのは演出か? ガブと娘の顔との入れ替わりがあまりなく、けれん味が伝わりにくいのではと思った。
太夫は友里希の清姫に友庄のその他(通行人や船頭)。三味線は友勇で、安定感があった。

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