2021年11月13日土曜日

11月13日 錦秋文楽公演 第3部

 「団子売」

またか、というか、なんでここで団子売?という感じが否めない。は〇〇〇のような床は、お臼が三輪、杵造が希、ほか津国、南都、薫、文字栄に三味線は清友、団吾、寛太郎、錦吾、清方。
薫が眼鏡、マスク着用のまま舞台に出てきたので「ええ!?」と思ったが、客席にお辞儀をするころに気づいて外していたのでほっとした。周りの人は注意してあげないのかしら。
ツレの面々も、一言ずつ一人で語るパートを作ってもらっていたようだけど。

人形は玉勢と簑紫郎。


「ひらかな盛衰記」

辻法院の段は藤・團七にツレの清允。
法院と源太が障子の影で見えないあいだ、ツメ人形の百姓たちがガヤガヤする面白い場面。

神崎揚屋の段は千歳・富助に寛太郎のツレ。
以前、素浄瑠璃で聞いた時よりは物語が分かりやすかったが、なんだかなあという話だ。梶原源太のダメ男ぶりっにまったく同情できない。なんでこんな男が色男ってことになってるの?

人形は辻法院の玉佳、源太の玉助と、顔芸が先に立つ2人。梅ヶ枝の勘十郎はこういう役は好きそう。金策に必死の梅ヶ枝が、舞台下手の垣に頭を突っ込んでいる…と思ったらさばいた髪になって出てきた。確かに花魁の頭のままでは狂乱できないよなあとなっとく。

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