聖徳太子1400年紀(遠忌)とのことで、所縁の演目を。
狂言「太子手鉾」
野村萬斎の太郎冠者、高野和憲の主。物部守屋を止める=漏屋を止めるの語呂合わせなのだそうだが、和泉流の狂言って笑えない。
舞楽「萬歳楽」「蘇莫者」
天王寺楽所雅亮会による。萬歳楽は中年男性4人の舞手だったのだが、これが美少年だったら…と思ったり。蘇莫者は猿のような面をつけ、面白い動きをする舞。
創作能舞「太子の心」
辰巳満次郎が善養寺恵介の尺八で舞う。太子の霊が自分の功績を語る内容は凡庸というか、面白みに欠けるのだが、能楽堂に朗々と響く満次郎の声量に感心した。
能「弱法師」
観世銕之丞のシテに宝生流の地謡という異流共演。
銕之丞が少し高い音(テナーって感じ)で謡う声がよく、橋掛かりから出てきてシテ柱に縋り付くところの姿に目を奪われた。
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