2021年10月20日水曜日

10月17日 Noism Company Niigata × 小林十市「A JOUNEY~記憶の中の記憶へ~」

 Noism Featuring 小林十市といった感じ。

「Opening Ⅰ」から「追憶のギリシャ」旅行鞄を手に舞台の上に一人佇む小林のもとに、金森穣、井関佐和子が合流し、3人の踊り。

さらに、椅子を手にしたダンサーらが三々五々集まり、舞台下手に移動した小林の前で「BOLERO 2020」。お馴染みの曲だが、振りは全く違って、それぞれのソロをパッチワークでつなぎ合わせたよう。だが、時々ユニゾンの動きになるのが面白い。最期は円陣になったダンサーの真ん中で小林が踊る、ベジャール版を思わせる演出。

2部の「The 80's Ghosts」はグレーの衣装を着たダンサーたちが、スモークの中舞台後ろから現れ、ゾンビのように舞う。

最後、舞台に1人残った小林が、冒頭と同じようになって幕。まるで、エンドレスでリピートするかのよう。

Noismのダンサーたちは、皆身体能力が高いのだが、群舞になると井関の動きがひときわキレがいいのが分かる。ちょっとした角度やスピードの違いなのだろうけれど。小林もブランクを感じさせない踊り。後で、ケガを押しての出演だったと知って驚いた。

0 件のコメント: