月の引力と塩の満ち引きの関係を絡めて、源平合戦を描く。
萬斎が以前言っていた通り、大勢で声を合わせた語りは聞きやすかった。が、萬斎演じる知盛の台詞があまり頭に入ってこなくて辛かった。滑舌はいいし、発声もしっかりしてるのに。
一方、影身の内侍の若村麻由美は物語全体の語り部のような役どころでもあり、説得力のあるセリフがいい。弁慶も美声。
舞台装置がよく、三日月型のオブジェが傾斜に配置され、回転したり、真ん中で分かれたり。中央は黒い鏡面状の床面が水面のように見え、海戦や海の近くで進む物語によく合った。
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