2020年12月24日木曜日

12月23日 古今亭文菊独演会

入船亭扇ぽう「道具屋」
ハキハキとした喋りで聞きやすい。後半、運びがちょっとぎこちないところも。木刀を抜こうとした客に「抜けるの物はないのか」と問われ、首の抜ける雛人形でオチ。

文菊「安兵衛狐」
一旦袖に引っ込んだ扇ぽうが湯呑みを持って出てきたのを間違えて拍手がチラホラ。坊主同士で似てるからね。

供養した幽霊に訪ねられ、はじめは怖がっていたのに「いい女だなあ〜」と相好を崩す様子、女(少女?)に化けた小狐が斜め上を向いて「コン」というのがかわいい。

文菊「笠碁」
強情を張り合うお爺たちの表情で笑わせる。笠を被って、濡れないように袖をすぽめるけど仕種、様子見にチラチラ首を曲げる様など、芸が細かい。

文菊「富久」
これまたタイプの違う富久。太鼓持ちの調子のいい様子はありながら、喧しくはないというか。
酒を飲むのは、旦那から許すのではなく、自分から強引にという感じ。懲りてない様子であまり同情できないかも。

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