2020年8月1日土曜日

8月1日 八月花形歌舞伎 第一部

5か月ぶりの歌舞伎座での公演。トップバッターは愛之助と壱太郎の「連獅子」。

幕が上がる前にアナウンスが入り、満場の拍手。(「宝塚か!」と心中で突っ込んだ)内容は来場への感謝に加え、感染予防対策の説明や協力の呼びかけなど。

緞帳が上がり、愛之助、壱太郎の登場で、再び満場の拍手。大向こうがかからないのはちょっと寂しいが、拍手はいつもより長かったような。
愛之助の連獅子は何度も見ているが、今日は動きが滑らかで、堂々とした落ち着いた様子に親らしい情愛が感じられた。谷底に蹴落とした仔獅子を探すようにあたりをうかがうところなど、心情描写が丁寧だった。壱太郎の踊りは愛之助に比べると少し拙く見えたが、若さ溢れる初々しい風情があった。

宗論は橋之助と歌之助。歌之助はのびのびとした踊りで、踊ることが好きそう。掛け合いはの間合いはまだ手慣れない感じで、あまり笑えなかった。

獅子の精になって毛振りはやや短めか。

長唄やお囃子、後見はすべて黒い布を垂らすマスクを装着。笛までもマスクの下に構えて吹いていたが、やりにくくないのだろうか。

久しぶりの歌舞伎公演だが、客席は思ったよりはおとなしめ。会話を控えるよういわれていることもあるのかな。2階の一等席の後方には空席も目立った。

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