2017年5月16日火曜日

0515 ミュージカル「王家の紋章」

あの世界をどうやって舞台化するのかと期待半分、不安半分だったが、合格点は超えているのでは。気恥ずかしくなるくらい少女漫画の世界だ。 ただ、舞台に浸ることはできなかった。メンフィスの浦井健治は鼻にかかったような歌声が好みではなく、キャロルの新妻聖子も上手いのだが歌い方が俗っぽい感じがする。アイシスの濱田めぐみ、イズミルの宮野真守、ライアンの伊礼彼方ら歌上手がそろっていたのは聞きごたえがあったが、それぞれのソロが作られているので物語としての連続性が薄くなったようにも感じた。シルヴェスター・リーヴァイの曲なのに、何一つ記憶に残らなかった。 ミタムンの愛加あゆが焼き殺された後、亡霊のような姿でたびたび登場していた理由がよくわからなかった。 少女漫画の舞台化ということでは、貫地谷しほり主演の「ガラスの仮面」に軍配。紫の薔薇の人をはじめキャラクターの再現度が高かったから。

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