大竹しのぶが期待外れだった。熱演しているのだが、役ではなく「熱演している大竹しのぶ」に見えてしまった。後半、嫉妬にかられて狂乱するところで客席に笑いがあったのも残念。端で見ると滑稽なくらいの苦悩という表現だったら笑いがあってもいいのかもしれないけれど、そういう演出ではなさそう。
イッポリットの平岳大、エノーヌのキムラ緑子らは期待に違わぬ好演。アリシ―の門脇麦は上ずったような声と滑舌の悪さが残念だったが、平とのラブシーンには引き込まれた。
テゼの今井清隆、声がよく目が覚めるよう。ミュージカル俳優だというので納得。
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