「曽根崎心中」を講談、現代アート、文楽のコラボで。
第一部の講談は旭堂南海。観音巡りから生玉社前までをコンパクトに語る。徳兵衛を巡る金の流れがすっきりと分かりやすい。
第二部は文楽で、天満屋を織・藤蔵。なんか集中できなくて、「死ぬる覚悟が……」のくだりを聞き逃した。幕前のトークで織が映画「国宝」に触れて、義兄弟とモノマネしただの、「私のところ来てくれたら」(=教えてあげたのに)言っていたので、どんなもんかと思っていたのだが。トークで語った(本イキではないそう)様子だと、映画よりはサラッとした感じ。トークでは天満屋の段は4世織太夫が複曲したもので、師匠から直伝の、一門にとって大切なものとも話していたが、アゴを使うのはそのせい?ガウガウ言ってて、聞き苦しい。
天神森の段は藤、芳穂、咲寿に燕三、勝平、清馗。特筆するほど良くもないが、悪くもない。というか、舞台がガチャガチャしていて床に集中できなかった。
現代美術の谷原菜摘子のイラストは去年よりはおどろおどろしさはマイルドになっていたが、やはり異様な感じ。アニメーションはスクリーン裏から投影していたようで、人形が影になることはなかったのは進歩。だが、後ろのスクリーンの明るさに比べて舞台が暗く、沈んだ感じ。さらに今年は人形のアップの映像も多用されたので、視線が逸らされるというか、舞台上の視覚情報が過多で生の舞台に集中できなかった。(せっかくの一輔&玉男だったのに……)背景もアニメーションで、天満屋の壁や天井が極彩色にらなってたり、天神森の木がジャングルの植物のようだったり。背景に合わせて、大道具の木(お初の打ち掛けをかけるところ)も熱帯植物のようになっていて違和感があった。
国宝効果もあって、2階席まで大入り。
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