「ラ・バヤデール」から2幕の結婚式の場面。ガムザッティを谷桃子バレエ団の光永百花、ソロルを鷲尾佳凛。光永は育ちの良さそうな感じ。鷲尾はサポートがあまり得意でないのか、腰を支えて回転の補助をするところで腰が弾けているように見えた。ソロの踊りはのびのびとしていた。黄金の像はリトル・ドレの役名で金子稔。金色がギラギラしていないせいか、人間らしい踊りに見えた。コールドはバレエ団の団員ら。
「ボレロ」は西島数博。素肌に黒のタキシード?を羽織り、さらにゼブラ柄の薄手のコートという不思議な衣装。自身で振り付けたという踊りは、身体の周りで腕をひらひらさせていて、ボレロのリズムをあまり感じない。暗転する度に証明が変わってスポットライトから範囲が広がっていく。最期は舞台前方から西島の影を舞台後ろに映す演出。
今日の眼目、「ロミオとジュリエット」よりパドドゥはゲスト出演のマチュー・ガニオ。ジュリエット役のエロイーズ・ブルドンも長身でほっそりしたタイプで、ある意味理想的なペア。寝室のパドドゥは、悲しみよりは若い2人の愛に溢れる。
「セーラーダンス」は男性ダンサーばかり6人がテクニックを競い合うよう。
「ロマンシング・フィールド」は堀内充振り付け。男女5組が軽やかに舞う。
「RENCONTRE(出逢い)」はファブリス・ブルジョワ振り付けの新作で10分ほどの小品。ガニオとブルトンが優雅さ。出逢いというタイトルだが、再会のように感じた。
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