2025年4月6日日曜日
4月6日 四国こんぴら歌舞伎大芝居 第一部
「毛谷村」
萬太郎の六助はキビキビして気持ちいいが、ちょっと奴さんぽいかも。時蔵のお園は1月の国立劇場でも好演だったが、女武道の凛々しさと可愛らしさの入り混じる様子が良い。微塵弾正は錦之助。出番が短く、もっと憎々しさが欲しかった。
吉弥が一味斎後室お幸で、キリリとして武家の品格を感じる。弥三松は夏幹。可愛らしく、セリフもしっかり言えていたが、何もないところは集中力が途切れてしまうよう。試合の検分役の侍に千次郎、杣に當吉郎など、上方の役者が出てい流のが嬉しい。
「魚屋宗五郎」
獅童の宗五郎はのびのびやっていて、楽しそう。剃り跡?の水色が鮮やかすぎる感じでちょっと違和感。
コントのようになりそうなところ、時蔵のおはまがしっかり歌舞伎にしている感じ。宗五郎と取っ組み合うところも、きちんと形が決まっているのがさすがだ。おなぎの吉太朗がしっかり努める。宗五郎に絡まれて戸惑うところとか。
精四郎の三吉、父太兵衛の権十郎。丁稚与吉を陽喜。お兄ちゃんだけあってセリフもしっかり。
にの3という良席で、芝居小屋を堪能したが、後ろの席の人が足を伸ばして座っていて正面を向いて正座ができないのは辛かった。
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