時蔵のお軽は六段目では腰元の行儀良さ、七段目では女房らしさがある。いざ出発しようとして勘平に呼び止められ抱き合うところは気持ちが高まる。吉弥のおかやは娘可愛い情のある母親。あまり物事を分かっていなくてうろうろする感じ。
一文字屋お才は萬寿、判人は橘太郎。江戸弁のチャキチャキした口調がテンポいい。
斧定九郎は右近。粋で格好良すぎ。浪人で山賊まがいのことをしているやさぐれ感が必要では。「五十両」のセリフも凄みがない。
巳之助の平右衛門がとても良き。格好いいし、セリフも良い。十一段目の最後、花道を引っ込むところは三津五郎に似て見えた。
十一段目はやはり蛇足だと思うが、今回は最後に菊五郎が出てきて豪華な感じ。馬に乗って鳥屋から出てきたのでびっくりした。袴と足が不自然な感じだったので、本当には跨っていないのかも。
松緑が小林平八郎で竹森喜多八の坂東亀蔵と大立ち回り。
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七段目は愛之助初役の由良之助。キリッとしたところはできる家老らしくてよいが、酔態の柔らかみは今ひとつ。酔っ払っている感じがなくて、作り阿呆のようにふざけているみたい。
左近の力弥は花見を出てくる時全く上体がブレないのがさすが。セリフはもう一つだが、所作の美しさは抜きん出ている。
おかるは遊女の格好だけれど、女房の心を感じる。かんざしを落とすところは誤って2階の畳に落ちてしまったのを、すかさず舞台袖から投げ込まれた。巳之助の平右衛門とのジャラジャラは楽しそうだが、仲のいい兄妹。
巳之助の平右衛門がとても良き。格好いいし、セリフも良い。十一段目の最後、花道を引っ込むところは三津五郎に似て見えた。
十一段目はやはり蛇足だと思うが、今回は最後に菊五郎が出てきて豪華な感じ。馬に乗って鳥屋から出てきたのでびっくりした。袴と足が不自然な感じだったので、本当には跨っていないのかも。
松緑が小林平八郎で竹森喜多八の坂東亀蔵と大立ち回り。
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