プロジェクション?を用いた海の底の情景は美しいが、舞台装置が少ないせいか小ぢんまりして見える。衣装も存外凡庸。(2023年のDance to the future で披露した小品の時の衣装が素敵だったと思ったらこちらは木下嘉人の振り付けだった)
体調不良で降板した米沢唯に代わって廣川みくり。悪くはないが、ハッとするものはなかった、王子の速水省吾は悪意なく軽薄な王子らしい人物造形。高いジャンプや回転のテクニックを遺憾なく発揮する。奥村康祐の深海の女王は圧倒的な存在感。悪役かと思いきや、ナイフを忘れた人魚姫を追って地上まで来てしまう世話焼き。タコ足の衣装がイマイチ。
振付の貝川は休憩中もロビーにいて写真撮影に応じたあり、終演後はオペラシティ内のレストランに出没したりと、観客に近い感じだった。
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