藤、靖、咲寿、織栄に清志郎、寛太郎、清允、藤之亮。
藤はのっけから声が掠れている。清志郎は緊張感のある演奏。
人形は玉佳と一輔。手足の先まで行き届いた所作が滑らか。
口上は前列に新・若太夫を中心に、呂勢、錣、若、団七、勘十郎、千歳が並び、後列は弟子6人が控える。弟子たちはあまり緊張感のない感じ? 呂勢の進行で、笑いを交えた挨拶。
「和田合戦女舞鶴」
市若初陣の段の端場を希・清公。
あまり緊張した様子もなく。
襲名披露披露演目を、若・清介。
襲名披露披露演目を、若・清介。
盆が回って大向こうがかかるが、バラバラとして間が悪い。
素浄瑠璃で手がけるなど、前々から準備していただけあって、計算された運び。8割ほど埋まった客席も暖かく、盛り上がるべきところは盛り上がった。板額のクドキやら、市若の健気さやら、泣かせどころは声も出ていて少し心が揺さぶられたが、素直に泣けなかったのは、物語の理不尽さがひっかたから。板額の一人芝居とか、訳わからん。父親の浅利与市は屋敷の外で中が見えないくらい高い塀に隔てられているのに、なぜが中の様子を具に把握しているし、政子尼や綱手と板額の会話が外まで聞こえるくらい大声だったのなら、障子を隔てただけの隣室にいた市若に聞かれていなかったのは変だ。
人形は勘十郎の板額が大奮闘。だが、女武者というのが見える場面がないので、人物像がぼやける。紋臣休演により綱手は玉誉が代役。
「釣女」
芳穂、小住、聖、南都に錦糸、清馗、友之助、燕二郎。
歌舞伎や狂言と比べて掛け合いの面白さが物足りない。間の問題なのか。
人形は清五郎に代わって蓑一郎の大名、美女は紋秀に代わって紋吉。
素浄瑠璃で手がけるなど、前々から準備していただけあって、計算された運び。8割ほど埋まった客席も暖かく、盛り上がるべきところは盛り上がった。板額のクドキやら、市若の健気さやら、泣かせどころは声も出ていて少し心が揺さぶられたが、素直に泣けなかったのは、物語の理不尽さがひっかたから。板額の一人芝居とか、訳わからん。父親の浅利与市は屋敷の外で中が見えないくらい高い塀に隔てられているのに、なぜが中の様子を具に把握しているし、政子尼や綱手と板額の会話が外まで聞こえるくらい大声だったのなら、障子を隔てただけの隣室にいた市若に聞かれていなかったのは変だ。
人形は勘十郎の板額が大奮闘。だが、女武者というのが見える場面がないので、人物像がぼやける。紋臣休演により綱手は玉誉が代役。
「釣女」
芳穂、小住、聖、南都に錦糸、清馗、友之助、燕二郎。
歌舞伎や狂言と比べて掛け合いの面白さが物足りない。間の問題なのか。
人形は清五郎に代わって蓑一郎の大名、美女は紋秀に代わって紋吉。
23日に再見。客席の入りは半分ほどと振るわない。
新若は力の抜けた語りが一層進化。「ほんぼんの」の件では三味線が盛り上げた感じだった。
釣女の美女が簑紫郎。
0 件のコメント:
コメントを投稿