2024年4月13日土曜日

4月7日 OSK日本歌劇団「レビュー 春のおどり」

第一部の「春楊桜錦絵」は山村友五郎構成・演出の和物ショーだが、こんなにつまらないと思ったのは初めて。
チョンパからの総踊りは華やかだけど新味はなく、客席降りを多用するのはあざとく感じる。途中の筍を巡るコントは友五郎らしくも退屈。翼和樹の無駄遣い。 
退団する楊琳と舞美りらが組んで踊るところが多いのはファンサービス。最後の楊のソロは「泣かないで」という歌詞で、さよならを湿っぽくしない。楊はソロで歌うところが多かったけれど、上手くなった。

第二部の「BAILA BAILA BAILA」は荻田浩一演出が楽しい。のっけからラテンのダンス2連発で盛り上げ、長髪の桐生麻耶の色気がダダ漏れ。ブギウギにちなんだコーナーもあり、「ハッピーブギ」やら「買い物ブギ」やらヒット曲も盛りだくさん。ただ、「ジャングル・ブギ」のところで虎柄の衣装(しかも鬼のパンツみたいなオレンジ地)はいかに。「私は雌豹」と歌っているのだから豹柄であってほしい。USKの舞台の再現シーンもあり、朝ドラでOSKを知った人にも楽しい構成。朝ドラの舞台演出を荻田が手掛けていたからこそ実現したのだろう。
ロケットはUSKのシーンでも少しあり、これで終わり?と思っていたら、ちゃんと別にもあった。スピード感があり、これぞOSK。

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